在宅介護でのストレスの原因
みなさん、こんにちは。
今回は介護予防についてご説明します。
介護予防とは、ある程度身の回りのことができる高齢者の状態で、「いつまでも元気に過ごせるように、介護状態にならないように予防をしましょう」という考え方なのです。
60歳後半で介護保険のお世話になる方もいれば、90歳でも自分の身の回りのことをできる元気な方もいますよね?
人間は加齢と共に、これまでできていたことができなくなったり、体力に衰えを感じることがあると思います。
しかし、なるべく元気な状態でいつまでも自分のことは自分で行えるようにしようという考えが、浸透してきました。との為には、それなりの予防策をしないといけません。
いつまでも、元気な高齢者を目指しましょう!!
脳血管疾患の後遺症で麻痺があったり、年齢と共に全身機能が衰弱したり、骨折等で数週間寝込んだりすることにより、さらに全身機能が低下します。このように、日常生活における活動性が低下することにより、全身の心身機能が低下することを「廃用症候群」と言います。
また、年をとることによる「老化」によって機能が低下することを「老年症候群」といいます。「老年症候群」や「廃用症候群」は初めのうちは自覚症状がなく、知らず、知らずのうちに進行するのです!
高齢者からこんな言葉を聞きませんか?
「動くのが億劫だなぁ…」
「最近、転びやすくなったなぁ…」
こうなると、運動不足になり、筋力はどんどん低下します。そして、更に身体が動かなくなり、寝たきりになるのです。
このような一連の流れは、高齢者だけとは限りませんよね?
若い人でも骨折して、治療のため安静にしていると、どんどん筋力が落ちます。腕や脚の太さは見て分かるように小さくなるのではないでしょうか?
寝たきりの原因は
寝たきりの原因は死亡原因とは異なり、
1位 脳血管疾患
2位 高齢による衰弱
3位 認知症、関節疾患、転倒・転落
となっています。
1位の脳血管疾患は生活習慣が影響してきますね。若い頃からの積み重ねが大切なことが分かります。2位の高齢による衰弱や認知症は高齢になってからの、過ごし方で、避けることができるのです。
介護のお世話にならないために
筋力の低下を予防するには、高齢者専用の筋力アップの器具が揃った「パワーリハビリ」と呼ばれるものができています。介護保険のサービスに対象にもなりますが、自費で利用することもできます。また、自治体の公共施設で、運動することもおススメです。
しかし、一番大切なことは、自分で積極的に外に出向いて行くことです。囲碁や将棋をするために外出するだけで違います。友人とカラオケにいくのもいいでしょう。散髪は若いころからの行きつけに通うことも足腰を使いますし、馴染みの店主との関わりができるでしょう。
自宅でこもってテレビを観るだけではなく、若い人に負けないように何でも興味をもって「なぜだろう・・・」「どういうことだろう・・・」と感じ実行に移すことが介護予防の第一歩です。
「年をとったから…」と言わないで、意欲的な生活を送りましょう。