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在宅介護でのストレスの原因

   

みなさん、こんにちは。

今回は認知症の原因について簡単に説明します。

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数年前までは「痴呆症」と呼ばれていました。これで漢字の持つ意味を考えると、適切でないとされ、最近になって「認知症」と言われています。

認知症といっても、原因は実にさまざまです!

また、完全に解明できていない認知症もあります。

 

今回、代表的なものを挙げてみます。

  • 脳血管性認知症

脳血管性認知症は脳梗塞等を発症したあと、脳の血管が詰まったりして脳の機能が働くなったときに起こります。ですので、脳梗塞の後遺症である片麻痺や言葉の言葉をうまくしゃべれないといった症状がある人に見られます。

  • アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は脳が萎縮してスカスカになってしまい、脳の機能が働くなったときに起こります。このアルツハイマー型認知症については、なぜ、脳が萎縮していくのか、研究の最中なのです。どうやら、特殊なたんぱく質が関与しているところまでは分かってきているようですが、まだまだ、解明されていないことが多いようです。

  • レビー小体型認知症

レビー小体というたんぱく質の名前です。脳の大脳皮質や脳幹にこのたんぱく質が多く集まり神経細胞が壊れ減少していくのです。そして神経を上手に伝えられなくなり認知症となるのです。

  • ピック病

脳の前方にある部分(前頭葉)と横側(側頭葉)が萎縮して発症します。若年性認知症の原因にもなるもで、働き盛りの40代~50代の方にも現れます。仕事で状況に合わない言動があれば疑います。

 

認知症で受診するケースはほとんどが周囲の発見なのです!

家族が早期に気付いて受診をしましょう。

とは言っても、本人を無理に病院に連れて行くことが出来ない場合がありますよね。そのようなときは一人で抱え込まず、親戚や知人に相談すると良いでしょう。また、最近の病院は「物忘れ外来」等と呼ばれる科もできています。本人を病院に連れて行くことが出来ない場合は、まずは専門の病院へ電話だけでもして相談することをおススメします。(既にかかりつけの医師がいる場合はそちらで相談しても構いません)

病気によっては治るものもありますし、薬の服用で進行を遅らせることもできるのです。

 

認知症と介護保険

介護保険サービスを受ける前に、認知症かどうか心配だという人は「地域包括支援センター」相談する方法もあります。そちらでは様々な資格を持った専門の職員が助言をしてくれると思います。

そこで要介護申請をしてサービスに結びつけるのかどうか検討することになります。

しかし、例外もあります。認知症といっても症状は様々ですし軽度から重度まであります。介護的な側面より、精神医療的な側面の方の必要性が高いと考えられるときは、認知症専門の病院を紹介されることもあるでしょう。

認知症で家族だけの介護や本人だけの生活が難しい場合は、介護保険サービス

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