介護のヘルプ|介護士目線の介護現場

介護士の目線で介護の現場、介護士保険制度、老人ホームやデイサービスを解説、要介護者との生活にお悩み解消にお役立て下さい

在宅介護でのストレスの原因

   

みなさん、こんにちは。

 

今回はデイケアとデイサービスの違いについて説明します。

00137

このふたつ、名前がそっくりで、なんとなくイメージも似ているのではないでしょうか?

まずは、共通点ですが、一般的に日中の活動をします!!

 

車やマイクロバスで送迎にいって、次々と利用者を乗せて事業所までお連れします。そして、健康管理(血圧測定や体温測定)を行い、ホールの様なひとつの空間で皆さんに過ごしてもらいます。昼食を食べたり、入浴にも入ることができます。

デイケアとは、通所リハビリテーションともいいます。

介護老人保健施設や病院等に併設されていることが多いです。名前が通所リハビリテーションというぐらいなので、医師の指示を受けてリハビリ専門の職員(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がリハビリを行うことが大きな特徴です。例えば、病院を退院したあと自宅に帰り、まだ少し不安が残る場合にここでリハビリを行います。

そもそもリハビリとはリハビリテーションの略ですが、単に機能の回復だけを目的としたものではありません。社会的・環境的といった大きな視野で捉えるものです。しかし、ここでは、機能回復を期待することが多いでしょう。

デイサービスとは、特別養護老人ホームに併設されていたり、単独で開設していることが多いです。別名は通所介護といいますので、介護が中心となります。介護とは食事・入浴・排泄が柱となり、それにレクリエーションを提供するのです。では、デイケアのようにリハビリは一切行わないかというと、そうではありません。デイケアのように専門の資格を持った職員がいる場合もありますし、ケアプランに合わせて、介護職員が行うこともあります。

働きかたの違いは、内容で考えれば、実際にはそれほど違いはありません。しかし、働く場合の環境で考えれば、医療的側面の強い「デイケア」、介護的側面の強い「デイサービス」といったところでしょうか。また、デイサービスは単独で開設しているところが多いです。法人というよりは個人で独立して開業するケースが多いです。

サービスを選択する方の立場では、あまり区別して必要はないと思います。この両者で区別するよりも、ここの事業所の特性を理解し、それに目的があっているかという基準で選ぶ方がいでしょう。また、ケアマネさんに聞いたり、ホームページの情報だけでなく、直接足を運んで見学することにより雰囲気を感じ取ることもできます。

 - 介護, 在宅介護