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在宅介護での工夫 ~おむつ交換を簡単に~

   

みなさん、こんちは。

今回はおむつ交換を簡単にできるアイデアをご提案します。

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オムツと言っても、大きく二種類あります。テープで前方を止めるタイプと、履くオムツのタイプです。使い分けとしては、完全にトイレで排泄ができない人はテープで前方を止めるタイプを使うことが多く、かろうじてトイレで排泄できるのであれば、履くオムツが使われます。

 

履くオムツを使用していると、オムツ内に失敗してしまうことも多いかと思います。排尿ならともかく、排便とくに下痢便や水様便のときは本当に苦労します。おまけに、ズボンをはいたまま失敗すると、ズボンごと汚れてしまし最悪な状況になります。

 

そこで、便利なのが尿取りパットです。尿取りパットはドラッグストア等で販売されており、種類は豊富にあります。例えば夜になり尿量が多い人は尿の吸い取り多いものがあります。尿だけなら一晩で一回も交換しないでもいいでしょう。日中、ある程度失敗が少ない人なら薄い尿取りパットで大丈夫だと思います。

 

使い方は簡単です。オムツと身体の間に挟むだけで構いません。慣れてくると尿の漏れ方の癖が分かってきますので、部分的に頑丈には挟んだりします。男性の場合はペニスを巻くようにしておけば確実に尿を吸収できるでしょう。失敗した場合は、パットだけを除去すれば簡単に対応できます。外出の時には特に効果を発揮します。失敗してもズボンごと脱ぐという、わずらわしいこともしなくてよくなります。

 

下痢便や水様便のときは、尿取りパットではないですが、同じようなもので面積の広いパットもあります。通常のパットと同じように使用しますが、交換するとき便が横からもれないように注意が必要です。

 

また、尿量がそれほど多くない人は、女性用の生理用ナプキンで代用する方もいます。パットのデメリットは股がゴワゴワして、気持ちが悪くなることです。しかも、汚れた時間が長くなれば長くなるほど不快感があります。ですので、失敗に気づいたり、本人から訴えがあれば素早く交換してあげましょう。

 

ひとつ注意点があります。パットを身体にしっかり密着して挟まなければ、オムツに隙間が出来てしまい、パットをしているのに尿が漏れて流れ出てしまうということになります。

足腰が弱い高齢者に対して、立ったまま交換をするのは難しいかもしれませんが、折角パットを挟むのであれば丁寧に確実に行ないましょう。

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