介護保険サービスを利用するまでの流れ
みなさん、こんにちは。
今回は介護保険サービスを利用するまでの流れについてご説明します
介護保険申請をして要支援や要介護に該当するとされた時は、いよいよサービスの利用ですね。サービスは二つあります。ひとつは自宅で介護を受ける「在宅サービス」です。もうひとつは施設に入りそこで生活する「施設サービス」です。
どちらも共通していることは、介護保険制度の要であるケアマネジャーさんが必須だということです。
ケアマネジャーさんというと在宅サービスだけというイメージはないですか?
一般的には、自宅に時々訪問して、お話をしたり様子を見て帰ったりします。時には、実際に使っている訪問介護やデイサービスの要望や意見も聞いてくれます。しかし、ケアマネジャーは施設にも在籍しています。「施設に入所=既に決められてケアマネジャー」ということになりますので、選択することはできません。
在宅サービスの場合はケアプランといって、週間ごとにサービスのスケジュール管理をしてくれるのがケマネジャーの大きな役割です。自分たちの要望を伝えて、それに合ったサービス(訪問介護、訪問看護、デイサービス、介護道具のレンタル等)を調整してくれます。それで、納得できるプランになれば、利用となります。利用の開始はそれぞれのサービス事業所でも契約をしなくてなりません。一度契約しておけば、ずっと利用できるのです。たとえば、定期的にショートステイを利用していても、突発的な用事や介護負担で急遽預かって欲しいときも、ベッドに空きがあれば対応してもらえます。
自宅での介護に限界がきて、施設に入所して介護を受けるという方法を選ばれる方も多いでしょう。施設への入所申込みは家族が行うことが多いです。入所申込みは身体状況の報告が必要ですので、必要に応じて在宅サービスで携わってもらっているケアマネジャーや病院のソーシャルワーカーに尋ねても構わないと思います。
サービスを利用していると、疑問に思うことや言いたいけどなかなか言えない事がでてくると思います。
「もう少しリハビリに力を入れて欲しい」
「最近、足が弱っているようだ、なんとかならないか」
「食事が足りていないようだ、量を増やせないか」
など、些細なことでも構いませんので、ケアマネジャーに伝えることもでいます。勿論、信頼関係ができているなら、直接事業所にお話しても大丈夫です。
施設での介護サービスも同様です。ケアプランに対してどんどん意見を伝えて、本人・家族、施設にとっても良いプランにしていくことが大切です。