介護のヘルプ|介護士目線の介護現場

介護士の目線で介護の現場、介護士保険制度、老人ホームやデイサービスを解説、要介護者との生活にお悩み解消にお役立て下さい

在宅介護での工夫 ~排泄後の臭いが気になる~

   

みなさん、こんにちは。

今回は排泄後の臭いの対策についてご説明します。

00129

尿や便の臭いは気になる方も多いと思います。トイレで失敗したらトイレが臭う、オムツの中でしたら部屋中が臭う、ポータブルトイレでしても勿論臭う・・・等、結局どこでも臭ってしまします。オムツの場合は排泄があれば素早く交換してあげるのが一番いいですね。その汚れたものを処理するバケツ自体が臭います。こんなときは、コーヒーのかすを利用すると収集効果があります。コーヒー淹れたあとのかすには消臭効果があることが知られていますが、オムツの消臭にも効果的なのです。コーヒーかすを新聞紙になどに広げ、乾かしておきます。オムツは使用後、便をトイレに流し、汚れた部分にコーヒーかすをふりかけ、ビニール袋に入れておきます。これで消臭効果があるのです。ひとつ注意があります。コーヒーかすか、確実にしっかりと乾かしましょう。中途半端だとカビが発生してしまいます。

 

トイレ失敗するときもコーヒーかすは有効的です。ティーパックに入れてトイレの四隅に置いておくといいでしょう。それでも強烈なときは、洗剤を便器にかけてすぐ流さないで、しばらく放置して置きます。これでかなり臭いは軽減できます。最近の洗剤は泡タイプのものが出ていますので、いつまでも便器内に留まり汚れもきれいに落ちます。窓があればあける事も忘れずに!

 

次はポータブルトイレの場合です。一番いいのは、排泄の度に処理をすることです。しかし、夜間や家族が留守のときはなかなか交換できないのが現状です。こんなときは、ポータブルトイレの中に水を入れるのではなく、消臭効果のあるキャットサンド(猫のトイレ用の砂)を入れる方法をお勧めします。通常は2ℓ程度の水と脱臭剤を入れて使います。

しかし、これでは尿がどれだけ出たかが分かりません。キャットサンドなら尿を吸収すると固まるため、処理が簡単で、尿の量も把握できます。燃やせるごみに出すタイプやトイレにそのまま流せるタイプもあります。ペット用品店や大型のスーパー、ドラッグストアで購入できますので試してみて下さい。

 

臭い全般に対しては、介護用品として専用商品も販売されています。しかし、やはり専門の商品となると金額も高くなるので、少し購入が難しいケースがあります。なるべく安価で済ませるように今回紹介したアイデアを活用してみてください。

 - 介護, 介護士, 在宅介護