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介護の場面で知っておきたい脳の病気について

   

みなさん、こんちは。

今回は介護の場面で知っておきたい脳の病気について説明をします。

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脳の病気と言えば何を連想するでしょうか??

 

脳梗塞やくも膜下出血なんかが思いつくのではないでしょうか。街を歩いていると方麻痺で歩きにくそうにしている方を見かけます。そのような方たちはこのような病気になっている可能性が高いですね。

 

さて、まずは脳内出血です。これは、脳の血管が破れて出血する病気です。50~60歳代によく見られ、身体を動かしているときに突然激しい頭痛と共に起こることが多い病気です。高血圧が原因になることが多いので、注意が必要です。また、血圧を下げる薬を飲んでおり、落ち着いているからと言い、自分の判断で辞めることも絶対にしてはいけません。

 

くも膜下出血は脳を被う膜のうち、くも膜の下で出血する病気です。発症すると重度の麻痺など生活全般にわたる障害が残ります。脳内出血と同じで、高血圧の人は注意が必要です。また、タバコを吸う人もリスクは高くなりますので、若いときからタバコを吸っている人も注意が必要です。

 

一番よく耳にするのが脳梗塞ではないでしょうか?脳梗塞は脳につながる血管が狭くなったり、ふさがることにより脳内を巡る血液が不足し、脳細胞に十分な栄養や酸素が送られなくなる病気です。「手足がしびれる」「舌がもつれる」という症状が出ると、この病気を疑い、すぐに病院を受診したほうがいいのです。発見早いほど、軽度ですむ場合があるので、早期対応はとても重要になります!!

 

あまり聞いた事がない病気で言えば、高次脳機能障害でしょうか・・・。これは、交通事故等のケガや病気により脳に損傷を受けた後に、記憶や認知する力が障害され、社会生活が難しくなるのです。見た目では分かりにくいため、介護の現場では生活援助の中から、できることを引き出すようにしてあげましょう。出現した症状に応じて、医師の指示により専門の理学療法士や作業療法士、看護師、介護士等などがチームとしてリハビリを行うことが多いです。

 

脳が出す運動の命令がうまく伝わらなく、動作がスムーズに行えないという病気でパーキンソン病というものがあります。主な症状は身体が細かく震えたり、筋肉がこわばったりします。また、急に動きがとまったりすることもあるのです。これらの症状は進行すると症状が重くなります。また、睡眠障害や排尿障害、便秘等も現れるのです。

 

脳の病気はこらだけではありませんが、介護の場面では症状を見逃さないこと、リスクが高い人への対応を意識しましょう。

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