高齢者虐待について
みなさん、こんにちは。
今回は高齢者虐待にいてご説明します
自宅での介護、家族は本当に大変だと思います。「認知症で言うことを理解してくれない」「一生懸命介護しているのに抵抗してくる」「いつまでもこの生活が続くか分からないこの不安な状況」
かなりのストレスを抱えながら家族さんは日々介護をしていることと思います。
しかし、そのようなストレスがある一定を超えたとき、虐待をしてしまうことがあるのです。高齢者虐待については法的に定められいて、その種類はさまざまです。
【身体的虐待】
殴る、叩く、蹴るなど身体を傷めつける虐待です。この虐待が一番多いのが現状です。
【介護放棄(ネグレクト)】
介護をする必要があるのに放置しておくことです。
「おしっこが出ているのにオムツ交換をしない」
「酷く身体が汚れているのに、入浴させない、または入浴介護をしない」
「食事を作って食べさせない」
このようなことが当てはまります。
【心理的虐待】
精神的に追い込んでいくような虐待です。
「大声で怒鳴りつける」
「脅すような声掛けをする」
このようなことが当てはまります。
【経済的虐待】
一般の方は少しイメージできないかも知れません。
「本人の年金をとりあげ自由に使わせない」
「本人のお金をとり家族が使い、介護保険サービスを利用料が滞納されている」
このようなことが当てはまります。
【性的虐待】
在宅介護では少ないと思いますが、性的な嫌がらせのことです。
「オムツ交換で必要以上に陰部を露出させる」
「卑猥なことを言う」
このようなことが当てはまります。
これらの虐待はある程度は厚生労働省が把握しています。(表に出ていない虐待もあると思います)相談や通報は誰がするのが多いと思いますが?
一番はケアマネジャーや事業所の職員です。デイサービスやショートステイで入浴をしたとき、脇のしたにつねった痕があったとか、本人が自分で家族に叩かれたと訴えるケースがあります。事業所の職員はプロです。特に看護師は不自然なアザやケガはすぐにピンときます。転倒・転落してできた傷でなく暴力を受けてできた傷は分かるのです。
では、本にとの関係で誰が一番虐待しているでしょうか?
それは「息子」です。次いで「夫」となっています。
虐待を受けるのは男性より女性の方が圧倒的に多いのです。
虐待に至るまでに、ストレスを解消していく必要があります。在宅介護はひとりで抱え込んでいる傾向にあります。介護する子供間の関係が上手くいってなかったりして、話す人がいないという話も聞きます。話を聞いてくれるのは親戚や兄弟などの身内だけではありません。外部の専門機関でも話は来てくれますので、ケアマネジャーさんや医師や看護師さんにも話を聞いてもらうことが大切です。